葬儀のイロハ

私がこの業界に入った時、一番最初に思ったのが、
「葬儀屋さんって どうやって仕事が入ってくるんだろう…?」って思いました。
費用のこととか、手順など、関心がなかったんですよね。
しかし、お葬式を事前に考えている人の多くは、「いくらお金が必要なのか…?」と聞かれます。
そこは、同じお葬式をみるのにも意識の違いがあるのでしょうね…
さて、本題に入りましょう。

では、葬儀費用ってどう決まるのか…?を説明してみましょう。

その1 どんなお葬式にするのか…(まず葬儀の形態を決める)
①家族や近親者だけで行うのか…?
②故人が現役のため会社関係や友人知人まで連絡するのか…?
③お世話になっている町内会にも連絡するのか…?
以上の中から自分たちで行いたい葬儀の形態を決めます。
ではここで、形態を家族近親者で行う家族葬で説明してみましょう。

その2 人数を把握する
葬儀にいったい誰を呼ぶのか…これは大変重要です。
では人数をどうやって算出するのか…
(ここでノートまたは1枚の紙を用意して、出来れば以下の①~④を読みながら氏名と人数を書きだして下さい。)

例えば…あなたのお父さんが危険な状態としましょう。
まず  
①お母さんやあなたを含め兄弟は何名ですか…
    ②あなたやご兄弟のご家族は何名ですか…
    ③お父さんの兄弟は何名ですか…
    ④お母さんの兄弟は…
    ⑤その他親戚と呼ばれる方は…(従兄など)

どんな感じになりました…
10名の方や20名の方また30名以上になられた方、色々なケースが出てきたと思います。
では30名と想定してみましょうか…

どうですか、自分が想像したよりも金額に差がありましたか…それとも…

もうここでいいよという方、良くお付き合いいただきました。
ありがとうございます。
またどうしても気になった場合、思い出して下さいね…

まだ葬儀のことを深く知りたい方、今しばらくお付き合いの程を…
今まで見て頂きお分かりのように、葬儀は規模が決まり、人数が算出されると自然に料金が出てきます。次に葬儀を行う場所を決めなければなりません。

その3 式場の選択
最近は自宅で葬儀を行う方が非常に少なくなってきましたから、今は亡くなると広島市内では会館に直接故人を運ばれるケースが増えました。
そこで、弊社の会館のご紹介をいたします。
広島市の中心で中区富士見町にあります。

画像を見ていただいたらお分かりのように
家族葬専用の式場です。
最大収容人数は70名入れますが、うちでは50名が一番適している気がします。
しかし、実際は30名以内の方でご利用頂くのが一番イイみたいです。
ご覧になったらおわかりでしょうが、マントクホールは1日1葬儀を原則としております。
よく質問されるのが、「支えている時はどうなるの…?」ですが、こればかりはマントクホール以外の会場になります。
(実はここしかないのが強みであり、弱みなのですが…)
そこであらたな会場として使用できる場所をご紹介いたします

現在 、この様な体制をとっておりますが、ご遺体の一時安置も出来ますから、もしもの時は大丈夫なのでお任せ下さい。

ここまで読まれて少し葬儀のイロハのイがつかめましたか…?
「う~ん うちの規模と違うな…」とか、「大した内容でないな…」と、感じられた皆様、残念ながらここでお別れになります。
ここまでのお付き合いありがとうございまいた。また状況が変わって家族だけで葬儀を行いたいと思われた時は、安芸葬祭を思い出して下さい。よろしくお願い申し上げます。

その4 葬儀の手順とは…
 どのように葬儀を進めていくのか、その手順を説明していきます。

(A:病院や施設で亡くなられた場合)
24時間受付しております。
その時、伝えていただきたいのが

①故人の名前
②病院や施設名、お迎えの病棟名

 (例:●●病院の●病棟●階または霊安室とお伝え下さい)
③お迎えの時間 
 (死亡後看護師さんが故人の身体を奇麗にされるため約1時間かかる場合があります)
④どこに連れて帰るのか…(自宅、会館、寺院など)
⑤あなたの携帯番号または病院におられる方の携帯番号
以上をお知らせください。

指定された場所に葬儀社が到着すると、ご遺体と一緒に病院を出て安置する場所へ移動します。

指定場所へ到着し、ご遺体の安置から焼香の出来る準備は葬儀社が行います。

(B:自宅で亡くなられた場合)
自宅で療養し、定期的にお医者さんが巡診されていた場合は、ある程度病状も把握されているので問題は起こりませんが、元気な方や療養されていても急な亡くなり方をされた場合、警察による検視を受ける場合があります。

その時、発見された状況や、生前の状況などに時間を割くことになりますが、大切なことですから質問にはキチンと答える義務があります。

よく「警察は疑っていた…」という声を耳にしますが、それは勘違いで警察の方は亡くなられた方の状況を死体として初めて見るわけですから、生前の状況把握は大切なコトと位置付けられています。

余談ですが私も過去に、ある殺人事件で初動捜査が徹底していたため、葬儀終了後に犯人逮捕の現場に立ち会ったことがありました。

大半の方は病死で間違いないと、医師も立ち合いで認められます。

ご遺体を安置すると、葬儀の日程や内容を決めます

宗教を決めます。(仏式、神式、キリスト教…)
ここでは大半の葬儀が仏式で行われますので
仏式の例でご説明します。

①お寺さんとお付き合いがありますか…?
②あれば、そのお寺さんに連絡を入れます。
③付き合いがなければ、ご紹介もいたします。
④広島県外にお付き合いのある寺院がある場合でも、必ず連絡を入れましょう
⑤もしもの時、気が動転して判断力が鈍ることは誰でもあります。
後で、ご親族から宗教の違いや寺院とのお付き合いを指摘される場合もありますので、迷った場合は時間をおく(あせって判断しない)事も大切です。


通夜や葬儀の時間を決める場合は、お寺さんを交えて相談します。
時間が決まる流れは…
①お寺さんの都合で決まる(葬儀は突然のため、寺院にも予定があることを理解しておく)
②皆さんの都合で決まる(遠方のご親戚の都合など)

お寺さんから皆さんに確認されること
①故人の氏名
②年齢(満)*宗旨によって数え年の場合があります。
③死亡年月日
④喪主の氏名、住所など連絡先
⑤葬儀の時の寺院の人数

皆さんからお寺さんに伝えること

①院号の有無(浄土真宗では法名は無条件でつきますが、院号はお金が必要です。お寺さんに直接聞かれると金額は言われます。)
※お寺さんから「院号どうされますか…」とは、聞かれません。(絶対はないですが…)

※葬儀の後で初七日法要を行われるケースもありますが、お寺さんによっては当日行われない場合もありますので必ず相談した方がよいでしょう。

お寺さんをご紹介する場合の注意事項
お寺さんが全く決まっていない方には、ご紹介は出来ます。
ただし 以下のことにはご注意ください。
①葬儀後納骨する墓地を持っている。
②その墓地が寺院の敷地内及び一般の霊園だが寺院に管理事務所がある。
③葬儀だけの紹介で、その後は決まっている寺院がある。
④本当は付き合いのある寺院があるのだが、遠方だから来られないだろうと判断している…


上記に該当される場合は、勝手に判断せずにご相談下さい。
後々、トラブルになる場合もあります。

※寺院の境内に墓地がある場合は、そこの永代使用権(永久に借りる権利)を持っているだけで、管理権利は寺院にある。
したがって、葬儀の時は必ず遠方であっても死亡の事実を伝えなければいけない。
葬儀に来る、来ないは、当家が判断するのでなく、墓地を所有している寺院が判断する。
その寺院が来れない場合は、寺院のネットワークで紹介を受けるか、葬儀社の判断で紹介をするかは全てその寺院の判断で決まる。
戒名や法名も墓地を所有されている寺院が付ける権利がある。

寺院と付き合いのある場合は、もしもの時は連絡を入れるようにしておけば、後々のお付き合いもスムーズにいくと心得ていただきたい。

※最近お寺さんを呼ばれずに葬儀を行う方もおられます。そのことに賛否両論ありますが、皆さんはお葬式を行う場合どうされますか…?


お寺さんを呼ばれないお葬式をされた方にそのワケをお聞きしました。
①生前に神社、寺院に参拝したことがないから
②戒名や法名は必要ないと思うから (今の名前でいい)
③お布施を含め、門徒、壇家になると寄付をしなければいけないから


皆さんそれぞれの考え方もあり、一概に否定はできません。
この声をあるお寺さんにぶつけてみましたら、お寺さんも変革の時代に入っていると言われました。
今までは葬儀から波及して49日や1周忌の法要など、先を読めていたが、今では葬儀にお寺さんを呼んだら、その後の法要を行わない人が増えているとのこと。
確かに私にも
「法要は絶対しないといけないのですかネ?」と、聞かれる方が増えているのも事実。
そのお寺さんは、このままではお寺が崩壊する危険性が将来おこるから、自助努力で門徒さんに対して財務状況の公表や催しを増やし、門徒さんの心をお寺に近づけることに力を入れておられる。
過疎化の進む町では住職がおられない寺院もあるとのこと。
いますぐに無宗教化に世間の方が進むとは思わないが、これからの時代は何が起こってもワカラナイ時代。
皆さんはどう考えられますか…

話が少しそれましたが、葬儀の流れに戻ります。

死亡診断書に必要事項の記載をします。
その時必要になるのが…

①故人の本籍や現住所
②届けをされる人の本籍、現住所、印鑑(シャチハタはダメです)

以上のことを記載していきます。
印鑑は届けをされる人の物が必要です。(故人と届けをされる人が違う場合は、故人は届けができないため届けをする人の印鑑が必要になります)

遺影にする写真の用意

スナップ撮影でかまいませんから、ピントのハッキリしたものを2~3枚用意して下さい。ネガはピントがわかりにくいので、必要ありませんが、ネガしか手元にない場合は構いません。

参列人数の最終把握

事前に人数を把握している場合でも、最終的に確認をしましょう。この時に決まった人数が葬儀の費用を決める上で重要になります。それは

①通夜や葬儀の飲食費
②火葬場に行くタクシーやマイクロバスの有無
③会葬御礼(供養品)の数量
④宿泊の手配
以上の項目が人数によって変動してきます。

葬儀で金額が決まるのは
参列人数が重要なんですね。
上記の①~④はすべて人数次第で決まります。
火葬場に行くタクシーなども最近は自家用車で行かれる方が増えています。
会葬御礼も、本当に身内で行われる場合は用意をされないケースも見受けます。

参列人数が少なくなればなるほど、葬儀費用もかからないということになります。
後は祭壇を簡素にするか、少し豪華にするかで費用が違ってくるぐらいで、
最近の傾向としては、葬儀に数百万を投資する時代ではないのかと思います。

安芸葬祭では昨年から、お葬式説明会を年2回開催しております。
その中で、参加された皆さんが一番関心を持って聞かれるのが、金額の話なんです。
考えてみると当たり前ですよね…
皆さんの財布や貯蓄、保険から葬儀費用は捻出されるワケですから…
葬儀には、葬儀社へ支払う費用から、お寺さんにお渡しするお布施や火葬料金などを含めると、大きなお金が2日から3日で動きます。
そこを皆さんには良く考えていただきたいのです。

話は変わりますが、最近の家族葬は本当にイイですよ。
故人を良く知った人だけが集まり最後のお別れをするから…
そこには、読経中のムダ話は本当にありません。
以前は本当に多かったんですよ。
ムダ話が…
あまりにひどいと注意するじゃないですか
すると…逆切れされるんですよ…(笑)
そんなことが、家族葬は消してくれたんですよね…
義理での参列がなくなりましたから…

家族葬の利点は・・・
①葬儀費用が明確(人数が限定されていますから)
②外部の人に迷惑を掛けない
③気を遣う必要がない


だから、葬儀の主流になったんですよね…

いまの家族葬は、ひょっとしてお葬式が原点回帰しているのかな~と、感じます。

最後に、
お寺さん不要論を唱える皆様へ…

近年葬儀にお寺さんは必要ないとか、戒名や法名は不要と言われる方がおられます。
確かに一理ありますし、言われることにもうなずけます。
しかし、残念ながら その大半の方の声がお寺さんに直接届いていません。
私も、親しいお寺さんに話したことがありますが、今日まで具体的な方法は見つかっていません。
今後お葬式がどの様に変化するのか…

ただいま現場の声として言えることは、
お骨になった時に後悔しないようにして下さいね。ということです。

それは、後に残った人が右往左往されるケースがあるからです
(全くの信仰心のない方には、問題がありませんが…)

「父が亡くなる直前まで、お寺さんのお経はいらないと言っていたので…」
この一言は、残った家族を苦しめる場合があります。
ましてや、そんな事情を知らない故人の兄弟が、納得しない場合が往々にあります。
もし、このページを見て、「実はうちもそうなんよ…」・「それで困っている」という方、その場合は事前に親族間で相談しておいてください。

葬儀はテレビを買う、クルマを買うとはワケが違うんです。

人間一人が亡くなるということは、形は違えど、その家にとっては大事なんです。
ましてや強い信念でお寺さん不要論を唱える方、金銭的に唱える方、色々な事情があります。
強い信念の場合は、その遺志を尊重してあげるべきです。
しかし、経済的な事情なら踏みとどまって下さい。
この広島には話の分かるお寺さんいくらでもおられますから

                               安芸葬祭 河内光浩

読まれて、理解できなかった方やご質問があれば承ります。
また家族葬レポートを用意しております。ご希望の方は下記までご連絡下さい。

連絡先

TEL:082-282-0862

FAX:082-282-1460

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